2011年6月25日土曜日

ウィーン旅行DAY4 20110610

6月で真夏日超えてきたので、今年の夏を乗り切れるか少し心配です……

ウィーン、4日目です。
午前中は送迎バスを使用して本当にツアーみたいな感じで見学です。

夕べの白ワインからの目覚めの一発はコレ
あまり美味くなかった……

9:00出発で、数分前にロビーに降りたら、現地ガイド(巨大な日本人女性)の方が

「9:00丁度に出発しないと!」

って焦らされました。
同室のおじいちゃんAがゆったりしてるので迎えに……

今回、普通のバスでなくオーストリアリーグ(サッカー)のウィーンチームのバスが空いてたとかで
ソレに乗る事に。。。
デカイ選手を乗せるだけあって、ゆったりしてます。。。
首都のチームなんでそれなりに強さ・人気があると思います。
通行人がバス見て乗ってる日本人見て「がっくり」来てますので。。。


行く先はシェーンブルン宮殿。
ガイドが何で急がせたかと言うと、ユネスコ世界遺産に登録されてから
時間とか厳格になって1秒でも遅れると入れなくなるらしく……
しかも半年くらい空きが無いとかも言ってた。。。

ちょっとした渋滞を抜けて到着です。
何処でもそうですが宮殿など、だだっ広いです!
中は撮影NGです。。。
本当に見せられないのが残念ですが
中は素晴らしい部屋の数々でした。

マリー・アントワネットの部屋だとか
執事か裏方の通路や部屋だとか
絵画や日本の陶磁器までありました。

中は少し蒸し暑かったです。
しかも窓は、カーテンやその他部屋・家具などの劣化を防ぐため
開けられないしエアコンも無し。。。
到る所で扇風機が回ってます……

ガイドさんの説明で色々詳しい話を聞いたので
ちょっとハプスブルグ家に興味が沸きました。


再びバスに乗り、少し走ってベルヴェデーレ宮殿です。
オスマントルコから守った英雄、オイゲン公がハプスブルク王朝から与えられた宮殿です。

やっぱり広いですね。。。
ここにも美術館があって、時間があまり無かったのですが鑑賞してきました。

油断してて時間に遅れました。。。すいません。。。


気を取り直してバスに乗りながら市内観光です。

国会議事堂。
市庁舎。
手前で催しモノをやってました。
ヴォテーフ教会。
他にも日本やトルコの外務省前やら色々通って
そうしていつものKarlsplatzにて下車で昼食しました。
勿論、昼から白ワインやビールを飲みながら、おばちゃん達の接待です。。。


一応、絵画教室のツアーなので名目はスケッチ旅行となっているので
午後からスケッチしました。
(おばちゃんの半分は、買い物・観光に行きましたが)

オペラ座と新王宮の間にあるブルク公園です。

モーツァルト像があります。
前には花でト音記号が飾られてます。
快晴で暑いので日陰で写生です。
この構図から。

日陰でも自分には暑いくらいで、水も少ししか無かったので少々キツかったですね。
おまけに中欧に生息するダニ(ウィルス性の脳炎にかかるみたい)やら見た事ない虫、

※ホイリゲに行った時も森を歩いていてヤバそうな虫に驚いて暑くても長袖着ました。。。

得たいの知れない黒人などに声かけられたので
見たいトコもあったので小一時間ほどで退散しました。。。
いつか完成したら、お披露目するかも?

※観光客に声かけて気をとって別の人がスリや置き引きなどが多いみたいなので
気をつけてください。

荷物があったので一旦ホテルに戻り、汗かいたのでシャワーを浴び
いつものU4線へ。。。

シュテファン寺院を見に行きました。
が、知識不足で降りる駅を間違え、別な場所に(乗り換え気づかず)。。。気づいたのは帰ってからでしたが。。。

駅降りたらすぐ見えるはずの寺院が辺りに見えないので
ひたすら歩きました。。。
結局一駅歩いて(それでも違う場所。もう二駅歩きが必要でした。。。)

くたくたになりながら、またKarlsplatzでおばちゃん等と待ち合わせて
一昨日行った新橋ガード下風の場所に行き、
白ワインとシュニッツェルに堪能したながら
おばちゃんパワーに再び圧倒されました。。。


次のDAY5で最終日です。

2011年6月22日水曜日

ウィーン旅行DAY3 20110609

1週間経ってようやく時差ぼけが解消されました。。。
ちょっとだけ寂しい感じです。。。


ウィーン3日目、午前中は造形美術アカデミー絵画館に向かいました。
乗りなれたU4線でKarlsplatzへ。。。

小雨の降る中、軽く迷って到着しました。
ウィーンで最も伝統と格式のある美術学校です(受け売り)
ヒトラーも若い頃画家を目指していて、

落第してます。。。

残念ながらここでは写真撮影NG(金払えばOKみたいなニュアンスだったけど、不明……)
ルーベンスやレンブラントなど美術学校のくせに
素晴らしい絵画が沢山ありました。
一応目に焼き付けてましたが、見せられないのが残念です。。。

入ってすぐの美術教室の様子の絵画が個人的にすごく良かったです(作者、失念)

ここでも昨日のように立ちっぱなしで見ていて
足が棒のようになってきました。。。

結局2時間ほど居て出ました(飽きはしないんですが、足の疲れがね……)。


ドイツの文豪シラーの像が近くにあります。


お昼ちょっと前だったので昼食どうしようと思っていたら
おばちゃんパワーで「ザッハトルテ」を食べたいとの事で、カフェ・ザッハに。
ホテル・ザッハ(最高級ホテル)の1階に隣接しているカフェ屋。
「地球の歩き方」によると、昼過ぎからは観光客で行列が出来るほどとの事。
「ザッハトルテ」自体は別の場所でも食べれるくらい定着してるのですが
オリジナルというか元祖はカフェ・ザッハなので、やはりここで食べたいと思ってました。
別の日の朝一(AM8:00~)に行こうと画策してたのですが、おばちゃんパワーに押し切られました……

昼ちょい前ですが、既に並んでました。

10分ほどまってご入店。
高級な感じのカフェですが、
Tシャツ+トレッキングズボン+トレッキング靴で入店。。。
皆ザッハトルテを注文したけど、
別卓のマイ・マスターは甘いの駄目で普通に食事を注文。
可愛らしい感じのメイドカフェに似合いそうな女性が注文に来ていて

自分が「メランジュ、ビッテ」

と注文すると、

おばちゃんA「メランジュって何?」
Osamu「コーヒーと泡立てたミルクを……」
おばちゃんB「あら、美味しそうね、アタシもメランジュ!」
おばちゃんA「あたしもメランジュ!!」
おばちゃんC「あたしもメランジュ!!!」
Osamuに近い若めのおばちゃんD「じゃあ、アタシも」

結局みな同じか、と思ったら

おじいちゃんA「ビール!」
ケーキにビールって……

気を取り直して、ザッハトルテです。
あまり期待してなかったのですが、生クリームと付け合せて食すると
絶妙な味です。
生クリーム無しでもいけるのですが、チョコと杏ジャムが妙に強すぎて甘すぎる感じなのですが
生クリームで丁度良い美味しい甘さになります(個人的な感想です)

メランジュも美味しかったですね。。。
日本でも買える(食える)のですが
ウィーンに来たなら是非カフェザッハに来て食ってみて下さい。

ひっきりなしに客が入れ替わり来るので、おばちゃん等も食べ終わったらいそいそと出ました。


マイ・マスターの卓が本気で食事しているので
時間潰しに回りをぶらり一人旅。。。
ウィーンのドライバーはマナーがよく、信号のない箇所で待っていると必ず停止して渡らしてもらえます。
本当にカフェが多いです。美味しいし。
ザッハのマークです。。。
ウィーンにはKTMが似合いますね!!


合流してから午後から行くアルベルティーナ美術館に。
カフェザッハから歩いてすぐです。。。

デューラーの水彩画やデッサン画等々あり
マイ・マスターが行く前から日本で息巻いてました。。。

多分、写真OKなのですが(NGマークもないし)
自分以外、撮ってるの見ていない。。。
午前の造形美術館がトラウマになり、自分も写真撮影を躊躇しました。

が、コレだけは撮りました。デューラーのデッサン画。

凄い……

水彩の野兎も凄いです(写真なし。「デューラー うさぎ」でググってね)。


「凄いね! 凄いね!」

とマイ・マスターが少年のような目の輝きをしていました。。。

他にも印象派や現代絵画を展覧していましたが、
現代絵画を見たマイ・マスターが

「つまんないでしょ」と一言。
思想を受け継いでいる自分もそう思いました。
落書きにしか見えない絵画がたくさんあります。。。

もう一度、水彩画やデッサン、パステル画のあるエリアに行って堪能しました。。。


ここでも何だかんだで2時間ほど居て
3時ちょい過ぎに。
再びおばちゃん達が不穏な動きを見せ始めた。

ホイリゲ(今年できたワイン)を飲みたいとダダをこね始めた……
何でも「地球の歩き方」を熟読して道順はばっちりらしいので
全てお任せしました。

乗りなれたU4線で終点まで行き、そこからバスでGrinzingへ。
言い忘れたかも知れませんが
地下鉄、もの凄い激しく揺れる時があるので絶対にどこかに掴まるか
座ることをお勧め。
油断するとふっ飛ばされます(された……)。

バスも同じで、運転が荒い。。。
もの凄いRがきつい箇所を減速しないでタイヤ音を出しながら曲がります……
路上駐車でバスがぎりぎり通れるような道を
「疾走」します……
ジェットコースターに乗ってるみたいです。。。

目的地のGrinzing(グリンツィング)に着きました。
マイ・マスターの奥様曰く、グリンツィングに着いて5分ほどという認識だったのですが
これが間違いだった(俺も予習しとけば良かった)

何でも行きたい箇所は「マイヤー」というベートーベンが「第九」を作曲したと言われる家のホイリゲ屋。

案の定、方向分からず現地人に聞いて「あっち」というアバウトな回答が続く。
後で地図みたら、マイヤーに行くにはグリンツィングでなく別なバスに乗らなくちゃならず
結構「あさっての方向」に降りてました。

※グリンツィングにすぐホイリゲ屋があるのですが、どうしてもマイヤーじゃなきゃ駄目とダダをこねられました。

森林の中にある閑静な高級住宅街をひたすら「あっち」へ向かい歩き歩き歩き……
現地人に聞いて「あっち」、歩いての繰り返し。。。

※正直、全然違う場所なので、「あっち」というしか現地人も言うしかないのです。

前に港北インターでフランス人バイカーに止められ、
「ナリタ、ナリタ」と言われた事を思い出しました。
この時は、地図を出してと言ったら日本地図(国道すら詳細に載ってない)を出されました。。。

迷って聞いて歩いての繰り返しで、1時間以上歩いていたと思います。
ぐるぐる遠回りもしてました。
途中ベートーベンにゆかりのある箇所を何度か通りました。

ベートーベンが遺書を書いた部屋を見つめる、マイ・マスターの息子さん。
音楽専攻で、絵に全く興味がないそうです。。。

ようやく「マイヤー」に到着です!
本当に疲れました。

が、おばちゃんは元気でした。
ここでは言えない葛藤が多々ありました。
(数日、マイ・マスターの奥様の「グリンツィング、グリンツィング」という嘆きにうなされました)


歩きまくったおかげでもないですが

白ワインが最高に美味かった!!!!

ガブ飲みしてました。。。

勿論、おばちゃん等もガブガブ飲んでました。
ホイリゲではアコーディオンで演奏をしてくれて、いい気分でまた音楽に触れる事が出来ました。

が、またまたおばちゃんパワー炸裂して、演奏者にチップを

「20€」を何度も出している光景を見て寝たフリをかました事は言うまでもないです。。。


何にしても、楽しい時間を過ごせました(ホテル帰って速攻就寝)。